すると、少し考えた後、チキンくんが口を開きました。
「ねぇ、イシコロくん。
誰だって、生きる意味を持って生まれてくるわけじゃないよ。
自分の生きる意味は、自分で作っていくしかないんだよ。
誰かに必要とされたいなら、
必要とされるようなことをしないといけない。
ただ、道に転がってるだけの君を、だれも必要としないのは当たり前だよ。
君は、まだ何もしてないじゃない。
ただ道端に転がっていて、
最後は、砕けて終わりだなんて、悲しすぎるよ…。
君に生きてる意味を与えてあげられるのは、
君自身だけなんだよ。
砕ける勇気があるなら、
何でもいいから、何かやってみようよ!」